造園に関するQ&A|「安い庭木を教えて下さい。家を新築しており...」

地区や敷地の面積によって多少の違いはあると思いますが、よほどの大豪邸で無い限り大抵、緑化率は敷地面積の20％で必要緑地面積を算出し、必要数量は『樹冠投影面積』で算出します。
また大抵基準植栽密度というものがあり、緑地面積10ｍ2につき高木（3ｍ以上）1本または中木（1ｍ以上3ｍ未満）2本植栽しなさいなんて決まりごとがあったりもします。
どことも似たか寄ったかだと思いますので、苗木または芝生などの地被類のみではまず検査をクリアできないでしょう。
書かれている物の金額は妥当だと思いますが、より経済的な樹種の選択ということで思い浮かぶのは１.雑木をうえる。
品種物や仕立物はＮＧ。
アラカシやスダジイなど雑木林に自然に生えてるイメージの物。
2.規格外や枝ぶりの悪いものをチョイス。
（要するにＢ級品） 高さはあっても幹周りが細いものや逆に大きくなりすぎたもの。
片枝、葉つきが悪いなど 枝ぶりの悪い物。
3.基準規格ぎりぎり物をチョイス。
特に中木は1ｍ以上3ｍ未満という基準が多いので高さ1.2～1.5ｍのもので。
レッドロビンや、ウバメガシなどちょっとリスクを承知なら高さ1ｍのもので可。
4.逆に業者に依頼いしましょう。
手間ちんを浮かせるために自分で。
という人もいてると思いますが、時間と労力を かなり費やすとおもいます。
植木だけでなく必要に応じて土壌改良材や肥料、支柱 など材料もそれなりの量になります。
トラックリースの可能性もあります。
また、植木の購入価格も一般の方より安く仕入れます。
と、こんな感じだと思います。
参考までに具体的な例として（以前に実際に施工）高木アラカシＨ＝3.5内外 ￥19,000/本 中木ウバメガシＨ＝1.2内外 ￥2,900/本低木ヒラドツツジＨ＝0.4 ￥580/本他にも諸々安いだけが取り柄なパターンはたくさんあります。
安く上げたいならとにかく業者さんに予算がないので枝ぶりや見栄えは気にしないので検査合格できる範囲で安いものでお願いしてみるのが一番だと思います。